2008年11月23日 02:10
キラキラと
彼の澄んだ目は輝いていた
形容するなら
少年の目としか言いようがない
凡そ 夢 希望 未来 愛 などが
その意思ある瞳から溢れている
明るくて優しい笑顔を
満面に浮かべていた彼は
ちいさくて かわいい
80歳を越えた高名な詩人だった
彼のことはよく知らない
私のような凡才の新人が
おいそれと口を利ける方ではなかった
だが ほんの僅かな時間の
その笑顔を
私は忘れられない
今日の午前に告別式があったという
午後に彼の主催する詩祭があって
行って初めて知った
壇上に上がる人々すら
その急逝に 悲しみまで辿り着けず
ショックと動揺の所に居る
壇上横に飾られた遺影の中の
まだ若い彼は微笑んでいたと思う
遺された人達による詩祭は気丈で
沢山の思いを込めて捧げ切る
私よりも後に会社から帰宅した夫が
喪服はどうしたと私に聞いた
実家に置いてあると答えると
近々持って来いと言う
私の実家の父母のそれぞれの祖母
夫の実家の父母のそれぞれの祖母
そうだね自宅にないと不便だよね
冬は訃報が重なる季節だからな
夫は私の方を向かないで言った
---------------------
甘葛(9)を一部改変してこちらへ。
遠くから存在を見上げていた私なりの
秋谷先生追悼詩です。
プレゼント企画応募お待ちしてます←クリックして該当記事へ

宜しくお願いします。
2008/11/23作成。リアルタイムの詩。






コメント
コメントの投稿