2008年02月14日 19:22
穏やかすぎて
落ち着かない日和なので
あなたを誘って
見慣れない景色を求めて
平らな線を見に赴いた
海と空の
あやふやな境界線が
霞むほど遠くに
曖昧に引かれている
焦点が合わなくなって
振り向いた其処には
あなた
ただ佇んで
何も言わず
ただ静かに
ろくに動かず
泣きたくなるほど遠くを
ずっと眺めている
一対の瞳
ねぇ不安なの
何を見つめているの?
私には見えない
私にも見える日が来る?
そう言ったら
あなたは笑った
「君には初めから見えてるじゃないか」
何が見えるの?
終わらない海と終わらない空が
太陽の下光るのみ
たおやかな大気の密度を保って
曖昧な境界線が一本
優しくなるほど遠くに
つつましやかな風が
わたしの あなたの
頬を順繰り撫でていく
ねぇ本当に
水平線のところで
海の水が滝のように
落ちていくみたいじゃない
水平線の向こうなんて
結局見えないのよ
私には あなただけが
水平線の向こうを見ているように見えるのに
「君には初めから見えてるじゃないか」
そう応えてあなたは笑う
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旧「海と空」。加筆修正は本日。
大幅に手を入れたのですが基本は同じ。
ぼんやりとしか考えてなかった描写を
脳内ではっきりくっきりさせるのに苦労しました。
ちなみにカタカナのカレイドスコープにしなかったのは
「万華鏡」という意味ではなくて
「千変万化するもの[模様, 状況, 場面など]」のつもりとして。
あとどうか一つ下の詩も宜しく。

宜しくお願いします。





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