2005年08月24日 14:16
ノ ス タ ル ジ ア
もうすぐ雪が降るだろう。
暖かいかと思う柔らかさで。
何より白い結晶で、
曇天よりふうわりと。
ここは暖かい土地柄だから、
ながく積もったままにはならない。
すぐに溶けて水になる。
冷たく澄んだ水たまりが、
冬の日差しを反射する。
なまぬるくあたたかい日溜り
何故郷愁を感じるのだろうか
例え住む街が生まれた時から変わらなくとも
昔と今では何かが欠けてしまったかのように
もうあの喜びは還らないのだと
幸せはここには残っていないと
本当はもうどこにもない
過去は過去なだけだから
やるせない淋しさ
感じないためにも
旅立ってしまいたい
ここにはないことを
忘れるために
戻らない事を
忘れるために
べつの場所で
幸せを見つけたい
ここにもかつては
確かにあったと
回顧するために
雪は溶けて水になって、
土に滲みて地下を流れて。
いつか地上に湧き出てきたら、
川となって海へ向かって。
あてどなく巡り巡って、
いつかまた空から降りてくる。
前に出会ったそれとは判らずとも、
いつかまた空から。。。。。。






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